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2004/08/22

独断的映画感想文:ノッティングヒルの恋人

日記:2004年8月某日

映画「ノッティングヒルの恋人」を見る.
ジュリア・ロバーツ,ヒュー・グラント.ラブコメの傑作,おとぎ話だが映画として上等である.
ハリウッドの映画スター,アナが問答無用でロンドン・ノッティングヒルの本屋ウィリアムと突然恋に落ちる出だしも,何故かそれまで山のようにあった障害を飛び越えて,ウィリアムがハッピーエンドに向けて突進を開始する結末も,無理はあるけどそんなこたどうでも良いのだ.おとぎ話なんだから.
脇役陣が達者で面白いし,あちこちにちりばめてあるギャグがおかしい(訳判らずに馬鹿をしでかす通りすがりの外人が何故か日本人というのもまあいいや,特別に許す.アテネオリンピック好調のご祝儀).
サイモンとガーファンクルの詩を思い出すような,ノッティングヒルの街の移りゆく四季をウィリアムが通り過ぎて行くシーンがしゃれている.この辺はメイキングビデオを見たら楽しいかも.
こういうハッピーエンドになることが判っていて,何の心配もなく見れる映画というのも,ま,夢を与えるという映画産業のメインなのでしょうね.そしてこういう映画を,そこそこ失敗なく感動をちりばめ,決められた予算で期間内に撮るというのも,大変なことかも知れない.そんなこんなを考え始めると,おじさんにはなりたくないもんだなあとしみじみ思う.
と言うわけで,もっと感動的にすることはできたかも知れないが,充分楽しい映画,★★★★(★5個が満点)


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