独断的映画感想文:妹の恋人
日記:2004年5月某日
雨である.気温低く体が冷え込む.
映画「妹の恋人」を見る.
ジョニー・デップ,メアリ・スチュアート・マスターソン,エイダン・クイン.
働き者の兄は神経症に病む芸術肌の妹と暮らし恋人もできない.
妹が友人たちとのカードの勝負に負け,同居を押しつけられたのが友人のいとこのデップ,字も書けずちょっといかれた青年だがボードビリアンの才能がある(これがまたうまい).
妹を施設に預けなきゃと悩む兄も二人の心温まる交流を見守る.
ついに青年と妹は結ばれるが,兄は逆上,妹は青年と駆け落ちしようとして発作を起こし入院へ.兄と青年は和解して妹を病院から助け出すための珍作戦で協力する.
心温まる映画,同じ国にマンハッタンがあって,エスタブリッシュな悪党どもが世界を食い物にする陰謀にうつつを抜かしていると言うことを忘れてしまいそうな,ほのぼのさである.
ジョニー・デップはこの作品と「ギルバート・グレイプ」が素晴らしい.どうして「フロム・ヘル」や「スリーピー・ホロウ」,「パイレーツ・オブ・カリビアン」の方に行っちゃったんだろうな.ま,それも悪い訳じゃないんだけど.
★★★★(★5個が満点)
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