独断的映画感想文:死ぬまでにしたい10のこと
日記:2004年11月某日
映画「死ぬまでにしたい10のこと」を見る.
2002年.監督:イザベル・コヘット.制作は「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル.
原題は「私のいない我が人生」,題名からコメディだと思っていてだまされた,原題の方がよいと思うのだが….
17で結婚,2児をもうけた23歳のアンが,余命2ヶ月のガンと宣告される.
彼女は母にも夫にもそれを告げず,死ぬまでにしたい10のことをメモし,それを実行に移す.
自分のことを誰にも言わない彼女の驚異的な精神力に驚くが,彼女が10年後の17歳の娘に向けメッセージを残す場面は感動的.
彼女のしたいことの内の最大のポイントは23歳の時点での恋だろう.夫を愛しながらも彼女は別の男と恋に落ちる.この微妙な状況が,死を目前にしているという前提では全く違和感がない.
主演のサラ・ポーリーが美しい.★★★☆(★5個が満点)
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