独断的映画感想文:冷静と情熱のあいだ
日記:2004年12月某日
映画「冷静と情熱のあいだ」を見る.
2001年.監督:中江功.
竹野内豊,ケリー・チャン,ユースケ・サンタマリア(こう配役書いてくるとどこの映画だか).
前宣伝ではもっとちゃらちゃらした映画だと思っていたが,割にしっかりした映画.
原作は辻仁成と江國香織がそれぞれ男性と女性を分担したものらしいが,それは読んでいない.しかし脚本的にはそれをまとめるとき辻褄を合わせにくかったりしているようで,気になる点が.
本人も知らなかった恋人の妊娠をどうして父や友人が皆知っているのかとか,最後巡り会ったのに尚別れようとする女性の真意は何かとか.音楽も少しうるさい.
しかし映像は美しく(竹之内君もイタリアの絵の中で不自然さがなく良かった,○山×三だったら短足胴長で絵にならなかったろうに),恋愛というものの苦しさと喜びを丁寧に描いています.
初めての会話,喫茶店での初デート,初めてアパートに招く時,初めての口づけ.恋愛とはこういうものでした.
ここで観客は主人公の青春を共に生きてしまう.ケリー・チャンが美しい.
★★★☆(★5個が満点).
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