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2005/01/25

独断的映画感想文:ネバーランド

日記:2005年1月某日
映画「ネバーランド」を見る.
2004年.監督:マーク・フォースター.
ジョニー・デップ,ケイト・ウィンスレット,ジュリー・クリスティー.
ピーター・パンの作者サー・ジェームス・バリが,ピーター・パンを如何に生み出したかのエピソード.
1903年ロンドンでの話.バリは公園でデイヴィズ家の4人兄弟と出会う.父を失ったその兄弟とバリは想像力の世界での遊びを楽しむようになるが,父の死にもっとも傷ついた3男のピーターだけは,なかなか心を開かない.
バリはピーター・パンの芝居を書く一方,デイヴィズ家の4人に想像の世界の大切さを教える.
やがてピーター・パンの初演は成功,重病に倒れたデイヴィズ家の母親と子供たちに,バリは素晴らしい贈り物をする….
バリと子供たちの遊びが想像の世界に入っていくその映像の楽しさ,舞台で空を飛ぶ子供たちに感嘆して喝采する劇場の人々の興奮,母を失っても母を想像力で取り戻せたと語るピーターのいじらしさ.
涙を一杯に湛えてバリを見つめるピーターのショットは,しばらく頭から離れないだろう.お薦めの佳作である.
★★★★(★5個が満点)


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コメント

はじめまして。ワタクシ、カルと申します。
このたび日本映画の名ラブシーンを紹介するブログはじめ、そのご挨拶でお邪魔させて頂いた次第です(^ ^;

ビデオ&DVDのレンタル、および購入の際に参考になる情報を随時発信していく予定です。
もしよろしければ、ぜひ遊びに来てくださいね!

投稿: カル | 2005/01/25 20:54

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