独断的映画感想文:なごり雪
日記:2005年1月某日
映画「なごり雪」を見る.
2002年.監督:大林宣彦.
三浦友和,ベンガル,須藤温子,宝生舞.
故郷臼杵で親友水田,妹のような雪子と暮らしていた祐作.大学で東京に出てとし子と結婚,28年が過ぎた.
とし子に捨てられた日,水田から連絡があり,雪子が交通事故で人事不省だという.故郷に帰った彼は雪子との若い日々を思い出す….
名曲「なごり雪」と臼杵の街を中心とした美しい映画.
しかし大林映画の常で役者の不自然な台詞や演技が気になる.臼杵の街の人たちの直立不動のエキストラもいただけない.
そういう違和感にもかかわらず,須藤温子の雪子の演技には泣かされる.世の50男は皆,俺は若い時なんてひどいことをしてきたんだと,涙にかきくれるに違いない.
これが大林映画のマジックであろうか?
★★★☆(★5個が満点)
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