独断的映画感想文:ゴッド・ファーザー・パートⅢ
日記:2005年1月某日
映画「ゴッド・ファーザー・パートⅢ」を見る.
1990年.監督:フランシス・フォード・コッポラ.
アル・パチーノ,ダイアン・キートン,アンディ・ガルシア,ソフィア・コッポラ.
前作の最後をそのまま引き継ぎそれから8年後のマイケル.
カトリック教会から栄誉賞を受けるのを機に,離婚した妻の元にいる息子アントニオと娘メアリに連絡を取る.
彼らはやって来て祝福してくれ,元妻との交流も復活する.
一方でマフィア各組織との命がけの死闘を制しつつ,元妻との約束である合法的ビジネスへの脱皮に全力を尽くすマイケル.その道に立ちはだかる全ての勢力を倒し,遂に平和なファミリーを獲得できたかに見えたそのときに最大の悲劇が訪れる.
長大なファミリ=家族を巡る3部作の叙事詩が,この様に悲しい結末を迎えるとは.映画の力に圧倒され,暫くこの3部作の各シーンは頭を離れそうもない.
訴える力の大きさに驚くばかりの映画である.★★★★(★5個が満点).
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