独断的映画感想文:ビッグ・フィッシュ
日記:2005年2月某日
映画「ビッグ・フィッシュ」を見る.
2003年.監督:ティム・バートン.
ユアン・マクレガー,アルバート・フィニー.
これも「海辺の家」「みなさん,さようなら」に続く父子もの.父親の最後が近づき,息子が妻と帰省するところも「みなさん,さようなら」とよく似ている.
この父親はとんでもないほら吹きで,息子の結婚式でもほらを吹き,それを忌み嫌う息子と疎遠になってしまう.
息子は死の床で相変わらずほらを吹く父に付き合っている内に,そのほらの中にある真実(といえばいいのかしら,事実ではないが真実)を受け入れるようになる,そういう和解の物語.
父アルバート・フィニーの青年時代をユアン・マクレガーが演じる.
そのほら話が映像化されるのが楽しい,将にこれこそ映画という感じがする.全く架空のものとしか思えなかったほら話中のスペクターという街が実在していたり,物語の展開も面白い.
キャスティングの妙も味わえる.
★★★☆(★5個が満点)
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