独断的映画感想文:イノセンス
日記:2005年2月某日
映画「イノセンス」を見る.
2004年.監督:押井守.
「攻殻機動隊-ゴースト・イン・ザ・シェル」の続編.
今回は前作ほど展開が複雑ではない.予備知識もあるので,展開はずっと理解しやすい.相変わらずどこの国とも思えない不思議な映像と音楽,これが最も印象的.
それに比べると物語にはそれほど魅力はない.登場人物の引用豊富な衒学的長台詞にも退屈.
せっかく得難いキャラクターなのに「少佐」が登場するのも遅すぎるし,活躍の程度もささやか過ぎる.
大体少佐が出てこなかったら,物語はじじいとタフガイと優男による犯人追跡アクションものに過ぎないではないか?
もったいなかったなと思うが,こういう印象を持つのは僕がこの年代だからで,別の世代は全く違う評価をするのかも知れない.
★★☆(★5個が満点)
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コメント
自分の体というものを考えたときに初めてイノセンスの凄さに気が付きました。
体が健康であったりした場合には気が付くことは困難かもしれませんね。
投稿: 網加 | 2005/02/27 14:53