独断的映画感想文:レディ・キラーズ
日記:2005年3月某日
映画「レディ・キラーズ」を見る.
2004年.監督:イーサン・コーエン,ジョエル・コーエン.
トム・ハンクス,他.
コメディである.
黒人未亡人の住む家を白人「教授」が訪れ,言葉巧みに下宿を申し込むと同時に,古典音楽の練習場に地下室を借りる.
実際は教授一味は犯罪者(みえみえ),彼らはこの地下室からカジノの金庫室にトンネルを掘るのだ.
コメディだから犯罪サスペンスはどうでも良く,犯罪はあっさり成功するが,その途中も成功後も,この家の敬虔なクリスチャンである未亡人と犯罪者の繰り広げるどたばた喜劇が物語の中軸.
ワンパターンの繰り返しや,そんなアホな!というギャグが繰り返される.
何か事件が起こるたびに微妙に表情を変えている壁に掛かった未亡人の夫の肖像画.禁煙を叫ぶ未亡人が登場するたびに,火の点いたタバコを飲み込む「将軍」(このことがまた最後のギャグに繋がる).過敏性大腸の爆破のプロ(その設定自体ありえねーよな)と同じ病気の逞しい愛人.
と,仕掛けはいろいろあるのだが,言い忘れたがこれはブラックコメディである.
最後は皆死んでしまう.
というわけで途中のコメディは思いっきり笑わして欲しいのだが,残念!!途中眠ってしまいました.どうせ最後はブラックなら,もっとサービス精神でとことん笑わして欲しいものである.
★★☆(★5個が満点)
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