« 独断的映画感想文:昼下がりの決闘 | トップページ | 独断的映画感想文:沈黙のジェラシー »

2005/04/14

独断的映画感想文:フラットライナーズ

日記:2005年4月某日
映画「フラットライナーズ」を見る.
1990年.監督:ジョエル・シューマカー.
ジュリア・ロバーツ,キーファー・サザーランド,ケヴィン・ベーコン,ウィリアム・ボールドウィン.
それぞれに自信家の・あるいは好奇心旺盛な5人の医学生,彼らは故意に心停止状態を造り,蘇生するまでの数分間の臨死を体験する.
それぞれに意外な光景をかいま見た彼等は,蘇生後怪奇な現象に悩むことになる.それは,彼らが潜在意識下に罪悪感を持って記憶していた過去の出来事の,「顕在化」だった….
出だしと裏腹に,これは一種のホラー映画と考えた方が説明しやすい.
臨死体験した4人が4人ともこういう過去の体験を持っていたというのはちょっと無理がある.その過去の体験を宿題に例えれば,ケヴイン・ベーコンの宿題は比較的簡単だった.ジュリア・ロバーツの宿題もむしろ感動的.メインの物語となるキーファー・サザーランドの宿題は,しかしいささかありがちなものではないだろうか?
臨死・蘇生のパターンもちょっと繰り返しが鼻についた.エピソードを詰め込みすぎず,もっと叙情的な作品にしてくれたら良かったのに.
この作品は15年前のもの,公開当時は臨死体験をメインに宣伝していたような気がする.
皆若いが,ケヴィン・ベーコンはやはり魅力的.キーファー・サザーランドは伸び悩んだような気がする.
★★★(★5個が満点)
人気blogランキングへ


« 独断的映画感想文:昼下がりの決闘 | トップページ | 独断的映画感想文:沈黙のジェラシー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:フラットライナーズ:

« 独断的映画感想文:昼下がりの決闘 | トップページ | 独断的映画感想文:沈黙のジェラシー »