独断的映画感想文:キング・アーサー
日記:2005年5月某日
映画「キング・アーサー」を見る.
2004年.監督:アントワーン・フークア.
クライブ・オーウェン,キーラ・ナイトレイ,ヨアン・グリフィズ.
東ヨーロッパのサルマートの騎士団がローマの命令でブリテンに駐留,現地の指揮官アーサーと伝説的な騎士団を形成する.
ローマが撤退しサクソン人が攻め入る中,一般人を守ろうと独自に踏みとどまり戦う姿を描く.
あまり知った俳優は居ないが,アーサーを演じるクライブ・オーウェンは役所広司に似たいい男,彼がサクソンと戦う大儀は今ひとつわかりにくいが「自由」「自由」と言い過ぎるのはちょっと鼻につく.
この時代に「自由」等という概念はあったのか?湾岸戦争・イラク戦争のプロパガンダ臭がぷんぷんするじゃないか?
騎士物語としては面白いし,いわゆるアーサー王伝説と違う話をオリジナルで作ったのも興味深いが,「自由のために」というアピールは生々し過ぎやしませんか?
ウォード族の姫グイネヴィアは美しいが,どう見てもヴァンパイア女優.野性味ありすぎという感じ.
★★☆(★5個が満点)
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