独断的映画感想文:コラテラル
日記:2005年6月某日
映画「コラテラル」を見る.
2004年.監督:マイケル・マン.
トム・クルーズ,ジェイミー・フォックス.
冷血な殺し屋ヴィンセントに乗り込まれたタクシー運転手マックス.ヴィンセントは一夜のうちに5人の殺しという,ハードスケジュールを目指し,マックスに協力を強制する.
ヴィンセントは虚無的な殺し屋だが約束は守る.その点でマックスとヴィンセントの間には,微妙な関係が成り立っている.
マックスは最後に殺されるかもしれないが,それまでは協力者としてヴィンセントはマックスの命を守り,マックスをある意味で信頼して行動するのだ.
しかし非情な殺しの繰り返しに耐えきれず,マックスはヴィンセントとの対決を決意する….
映画のテンポ,音響効果,スピード感のある映像と緊張感ある物語の展開に乗せられて最後まで見通した.
トム・クルーズは表情の種類の乏しい俳優だと以前から思っていたが,今回は殺し屋の無表情がよく似合っている.最終局面でマックスを追ってくるヴィンセントは,ターミネーターのロボットのように不気味だ.
途中挿入されるジャズバーのシーンは,その後のどんでん返しも含め秀逸.見て損は無し.
★★★☆(★5個が満点)
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