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2005/07/17

独断的映画感想文:スパイダーマン2

日記:2005年7月某日
映画「スパイダーマン2」を見る.
2004年.監督:サム・ライミ.
トビー・マグワイア,キルステン・ダンスト,ジェームズ・フランコ,アルフレッド・モリナ.
親友ハリーの会社の天才研究員オクタヴィアスは,核融合炉を開発し,その操作のための電子頭脳付き人工アームを装着するが,核融合炉の事故のためその機能が損傷し,逆にアームに支配されるマッドサイエンティストになってしまう.
一方ピーターは相変わらず無報酬のスパイダーマンをバイトをしながら続けているが,学生としての勉強はおろそかになり,ハリーは父(前回の悪役グリーン・ゴブリンに変身していた)の仇と信ずるスパイダーマンへの復讐を誓い,MJ(メリー・ジェーン)は舞台女優として成功してピーターとは距離が広がるばかり.
悪者から狙われる身としてMJに公然と求愛する危険も犯せず,人間関係に悩み抜くピーターは,やがてスパイダーマンとしての能力にさえ翳りが見え始め,遂にスパイダーマン廃業を決意する….
この「スパイダーマン2」は,アメコミ・ヒーローもののもっとも美しい精神を描いて快調である.
スパイダーマンが最後に敵,マッドサイエンティストを倒すのも,危機にあるスパイダーマンが救われるのも,決して彼の特殊能力のためではなく,彼の行動が人類普遍の正義・勇気・献身的精神という原理に支えられているからなのだ.
しかしその原理が今時流行の「アメリカこそ正義,力こそすべて」という主張とは結びつかないのは,トビー・マグワイアという極めて平凡な風貌の気の弱そうな俳優が主人公を演じていればこそなのだろう.
スパイダーマンがビルの谷間を飛翔していく特撮も,開放感にあふれ気持ちが引き立てられるよう.
しかしシリーズ化していくんだろうけど,なんだか悪役ばっかり増えそうだなー.スパイダーマンの味方って無名の大衆以外には居ないのだろうか?
★★★★(★5個が満点)
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