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2005/07/03

独断的映画感想文:オールド・ボーイ

日記:2005年7月某日
映画「オールド・ボーイ」を見る.
2003年.韓国.監督:パク・チャヌク.チェ・ミンシク,ユ・ジテ,カン・ヘジョン.
2004年カンヌ国際グランプリ.原作は日本の劇画(土屋ガロン作).
妻と娘を持つ普通のサラリーマン,オ・デスは,ある日誘拐され監禁された上,妻殺しの疑いをかけられる.
そのまま15年が経過,ある日突然解放される.
オ・デスはミドという少女と知り合い,彼女の助けを借りて自分を監禁した犯人の捜索と復讐に乗り出す.遂に犯人と見られる男と対決するが,彼(ウジン)は「7月5日」までに「何故か」を探り出すようにとオ・デスに挑戦する.
ウジンにより周到に張り巡らされた仕掛けの中,身体を張って謎に挑むオ・デス,いつしかミドとの間に生まれる愛.しかし真の復讐は思いもかけない形で現れる….
カンヌを制しただけのことはある重厚な映画,謎や伏線の張り方が二重三重である.
一方で荒唐無稽さやユーモアもちりばめられ(15年間食べ続けた餃子の出前の味で遂に監禁場所を突き止めることや,15年間の監禁生活中にボクシング訓練に励みむちゃくちゃに強くなってしまったことや…),更にミド役のカン・へジョンが薄幸の少女を演じて印象的.
画像的には,廊下一杯の敵をたった一人金槌1本で叩きのめす長回しのショットが良い(その直後現れたエレベーター一杯の敵の処理の仕方は笑ってしまう).音楽も久石譲に似た「ウジンのテーマ」の哀愁に満ちたワルツが良かった.
しかしこの映画は好きか嫌いかと言われると,嫌いである.
生理的に受け入れがたい.復讐劇の元となる事件にも共感の余地はない.
ただ,ミドが哀れで,彼女にある種のハッピーエンドが予感されるラストシーンが救いだった.
★★★☆(★5個が満点)
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