独断的映画感想文:ジア 裸のスーパーモデル
日記:2005年8月某日
映画「ジア 裸のスーパーモデル」を見る.
1998年.監督:マイケル・クリストファー.
アンジェリーナ・ジョリ,フェイ・ダナウェイ,エリザベス・ミッチェル.
1970年代のスーパーモデル,ジアの実録もの.ジアの生涯と彼女を語る人々の証言といった構成で描かれる.
TV映画ではあるが,ゴールデングローブ賞ノミネート.
アンジェリーナ・ジョリの渾身の演技に惹かれ,ジアという人物への共感を持たざるを得ない.映画の中で親友のリンダが言っているように「愛して,愛して」と全身で訴え続け,遂にそれが得られなかったのが,ジアの悲劇である.
それはジアのせいでもあるのだが,彼女を取り巻く環境にも原因がある.そしてその結果と言うにはあまりに悲惨な結末.この世界では珍しくないケースなのだろうが,アンジェリーナの演技がその悲劇性を印象づける.
ところで,この翌年の「17歳のカルテ」でも同様のエキセントリックな役を演じ賞を取っている彼女だが,「トゥーム・レイダー」シリーズを見ると少し役柄が変わってきているようですな.
★★★☆(★5個が満点)
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