« 番外:独断的歌舞伎感想文:法界坊 | トップページ | 独断的映画感想文:天国の本屋~恋火 »

2005/08/18

独断的映画感想文:ターミナル

日記:2005年8月某日
映画「ターミナル」を見る.
2004年.監督:スティーヴン・スピルバーグ.
トム・ハンクス,キャサリン・ゼダ・ジョーンズ,スタンリー・トゥッチ.
東欧のクラコウジアからやってきたビクター・ナボルスキは,N.Y.に着いたその日に祖国の政変によりアメリカへの入国資格を失う.彼は空港から出てはならぬと命じられ,それに従って67番ゲートの工事中の区画に住み込み,暮らし始める.
金は無し英語は喋れずという彼が,空港の中という閉鎖空間でどのように金を稼ぎ友人を作り恋をして,遂には目的を達するかというヒューマンドラマ(らしい).
この映画はひどく中途半端な映画.
まずナボルスキのN.Y.に来た理由が到底共感しがたい.
またこれはおとぎ話だからその理由はそれで良しとするとしても,それならそれで最後のジャズシーンが(あんなスカみたいなものでなく),涙の出るほど感動的なものでないとおかしくないか?
次に彼は何故10ヶ月もの間空港内にいたのか?
空港管理者によれば,隙を見てただ出て行けば良いのに何故彼は出て行かないんだと言うことらしいし,友人が何人もできた段階でいつでも彼は出て行けただろう.
しかし彼は出て行かない,それは何故か.それもおとぎ話だからなのだろうか?
最後にキャサリン・ゼダ・ジョーンズとの恋は何だったのか.
最後にすれ違うシーンの味気なさ,あれはキャサリンにとって空港外で会う彼はおとぎ話の外だったからなのだろうか?
清掃員グプタとの友情の結末にも納得がいかない.グプタがあんなことになるのなら,ナボルスキはさっさとクラコウジアに帰るべきだった.
アメリカ人スピルバーグの撮るヒューマンドラマとは,所詮理解不能なものとしか言い様がない.エピソードは満載,それらは面白いが,終わってそれがどうしたと言いたくなる.
★☆(★5個が満点)
人気blogランキングへ


« 番外:独断的歌舞伎感想文:法界坊 | トップページ | 独断的映画感想文:天国の本屋~恋火 »

コメント

ほんやら堂さま、こんにちわ。
あのジャズシーン、ベニーゴルソンにサインを
もらいにきたという設定だと記憶してますが
映画で吹いていたの、本人でしたか?

投稿: パフィン | 2005/08/22 21:07

パフィンさん,コメントありがとうございました.
残念ながらベニー・ゴルソンというジャズマンは知りませんでした.従って本人かどうかは分かりません.
映画のドラマの中に挿入されたジャズシーンとしては,最近では「コラテラル」のジャズシーンが印象的でしたが,今回はちょっと短すぎましたね.

投稿: ほんやら堂 | 2005/08/23 21:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46943/5531890

この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:ターミナル:

» ターミナル [辛口(?)まきの映画チェック!]
2004年 アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス 、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ まずは、一言 さすがスピルバーグって感じです。 実際のターミナルでの撮影は安全保護の為 不可能っということで、 実物大の巨大セットを20週間かけて作っち..... [続きを読む]

受信: 2005/09/03 02:01

» ターミナル [WILD ROAD]
『ターミナル』 2004年アメリカ(129分) 監督:スティーヴン・スピルバーグ 音楽:ジョン・ウィリアムズ 出演:トム・ハンクス    キャサリン・ゼタ=ジョーンズ    スタンリー・トゥッチ    チー・マクブライド    ディエゴ・ルナ ...... [続きを読む]

受信: 2006/02/01 13:46

» 『ターミナル』 [京の昼寝〜♪]
■監督 スティーブン・スピルバーグ ■脚本 サーシャ・ガバジ、ジェフ・ナサンソン ■キャスト トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ  “彼は空港(そこ)で待ち続けた。約束を果たすために・・・” 東ヨーロッパのクラコウジアという国の小さな村から、ニューヨークのJFK空港に降りたったビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、入国ゲートで職員に呼び止められた。 渡航中にクーデター... [続きを読む]

受信: 2006/07/13 21:58

« 番外:独断的歌舞伎感想文:法界坊 | トップページ | 独断的映画感想文:天国の本屋~恋火 »