独断的映画感想文:ミッドナイト・ラン
日記:2005年9月某日
映画「ミッドナイト・ラン」を見る.
1988年.監督:マーティン・ブレスト.
ロバート・デ・ニーロ,チャールズ・グローディン,ヤフェット・コットー,ジョン・アシュトン.
元シカゴの警官ジャックは,買収を断ったために同僚にはめられ,今は保釈金保証人に雇われる賞金稼ぎ.ある日,ギャング・セラノの金を横領し慈善団体に寄付してしまった会計係デュークの,身柄確保と裁判所への護送を依頼される.
ところが,賞金稼ぎに舐められてたまるかと介入するFBI,報復のためデュークを捕らえようとするセラノ一味との三つ巴の混戦,おまけにデュークが一筋縄ではいかない男で,ジャックは予期せぬ悪戦苦闘を強いられる….
敵・味方の2人が度重なる襲撃をかいくぐりながら大陸を横断するロード・ムービーだが,相方のデュークは本当に一筋縄ではいかない男.命からがらの状態なのに,何かまだ隠し事をしているようなにやにや笑いがおかしい.
デ・ニーロもこの得難い相方を得て快調にコメディの小ネタを連発する.
途中9年ぶりに会った,離婚した妻と娘との再会劇も印象的.父親の苦難に貯金の180ドルの提供を申し出,後をじっと見送る娘がいじらしい.
笑いあり涙ありアクションありの,第1級のエンタテインメントである.
ジャックとデュークの関係の変化が見応えあり.
★★★★(★5個が満点)
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