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2005/11/10

独断的映画感想文:アレキサンダー

日記:2005年11月某日
映画「アレキサンダー」を見る.
2004年.オリバー・ストーン.
コリン・ファレル,アンジェリーナ・ジョリー,ヴァル・キルマー,アンソニー・ホプキンス,クリストファー・プラマー.
マケドニア王フィリッポスの妃オリンピアスは王と対立する激しい気性の女,世嗣アレキサンダーは両親の確執に心を痛めつつ成人する.
フィリポスの思いがけない暗殺により即位したアレキサンダーは,父を超えようとするかのように彼が計画した東方遠征に乗り出すのだった….
アレキサンドリアを治めるかってのアレキサンダーの部将プトレマイオスの回想による大王の一代記.見ている自分の気分がたまたま鬱だからなのか,何とも悲しみに満ちた映画である.
若きアレキサンダーが盟友の力を結集し,5倍の大ペルシャ軍を翻弄しダリウス1世を敗走させる.このガウガメラの戦いは凄い.
閲兵し,顔見知りの兵士に声をかけ,戦いの意義を強調して軍団を鼓舞するアレキサンダー.兵士は興奮し長槍を波打たせ,盾を打ち鳴らし足を踏みならす.やがて敵陣に向かいじりじりと行軍を始める軍団.
一方アレキサンダー麾下の騎馬隊は砂漠を疾走し,軍団の激突によって綻びた敵陣の隙に錐のように突撃する.砂塵の中ダリウスの前に忽然と現れるアレキサンダーの騎馬隊.
これが物語のピークであり,後は版図を拡大しながらも身も心も滅びていくアレキサンダーの一生.
この時代の王が男色家であってもあまり驚くことではないけれど,映画としてここまで見せなくても,と思う部分もあり.
両親との葛藤,全世界を統一しようという気概と現実の衝突等,アレキサンダーの苦悩は判らないではないけれど,一映画ファンとしては一言で言えば(少なくとも後半は)退屈だった.
この映画は前半で止めておくのが正解.
★★★(★5個が満点)
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