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2005/12/23

独断的映画感想文:昭和残侠伝

日記:2005年12月某日
映画「昭和残侠伝」を見る.
1965年.監督:佐伯清.
高倉健,三田佳子,池辺良,梅宮辰夫,松方弘樹,山本麟一.
大ヒットシリーズの第1作,主題歌唐獅子牡丹が健さんの歌で冒頭から流れる.
戦後を舞台に(テロップで「昭和21年頃」と出るのがおかしい.頃ってのが)伝統的テキ屋稼業関東神津組と新興愚連隊新誠会が対立,神津組は親分以下次々殺され,遂に最後の殴り込みという典型的やくざ映画スタイルです.
高倉健・池辺良の2人が良かった.
しかし後はたいした魅力なし.映像ももう少し美しく撮れないだろうか.
戦後の混乱期だから仕方がないが,「緋牡丹博徒花札勝負」の画面のうっとりする様式美は見ることが出来ない.
健さんの背中の唐獅子牡丹もちっとも美しくなかった.
三田佳子はやくざの奥さんて言うよりは一般家庭の主婦って感じ,特に最後のシーンは最悪でした.この三田佳子の演技で,全編が一挙に学芸会レベルに転落した感じ.
★☆(★5個が満点)
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