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2006/01/19

独断的映画感想文:青春の門

日記:2006年1月某日
映画「青春の門」を見る.
1981年.監督:蔵原惟繕,深作欽二.
松阪慶子,菅原文太,若山富三郎,佐藤浩市,杉田かおる,渡瀬恒彦.
1975年の吉永小百合,大竹しのぶ版に次ぐ,ベストセラーの2回目の映画化.
この物語は主人公の成長物語だが,子役を何度も入れ換えて描く必要があるので,必然的に主人公は母タエということになる.
この松阪慶子が好演,せりふが少ないが雰囲気だけで圧倒的な存在感の文太兄いと並んで素晴らしい.
信介役の佐藤浩市はこれが新人作ということだし,出番も後半のみと言うことで,存在感はむしろオリエ役の杉田かおる.
信介とオリエの初めての夜が明け,18歳の高校生と16歳の娼婦の早朝の港のシーン,ここまで手をつないできた幼なじみの二人が向かい合う.「もうここに来てはいけない」とオリエが大人の顔で言う.お互いに背を向けて離れていく二人,信介を見送るオリエの表情は哀切である.
このシーンの杉田かおるの演技は印象的.
全体的に荒々しさに欠けると思うが(やくざ,炭坑,戦後動乱期という条件で,この程度の筈はないという気がする),最後まで面白く見れた.
但し山崎ハコの音楽は軽すぎる.もう少し重い感じがこの大叙事詩にはふさわしいのでは?
★★★☆(★5個が満点)
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