独断的映画感想文:ザ・インタープリター
日記:2006年1月某日
映画「ザ・インタープリター」を見る.
2005年.監督:シドニー・ポラック.
ニコール・キッドマン,ショーン・ペン.
アフリカのマトボでは政権を取るズワーニ派に対抗する2派が入り乱れ,その正当性を巡って国連総会での大統領演説が焦点となる.
国連でマトボ語の通訳をするシルヴィアはある日,大統領暗殺計画の密談を偶然耳にする.それを当局に通報するシルヴィア,一方シルヴィアの意外な過去を知り担当するシークレット・サーヴィスのケラーは動揺する….
展開は面白いし先の読めない映画.
このドラマの舞台はアフリカと国連本部なのだが,アフリカの描写は少ないし,主人公達のニューヨークでの生活もそれほど描かれているわけではない.主人公達はN.Y.に住んでいるにもかかわらず,二人の住むアパートが多少描かれる他はその生活はほとんど描かれない.
この映画は国連を描いているのだ.
しかしこの映画の描写と裏腹に,現実のアメリカは国連の決議など無視しているではないか.国際刑事裁判所など認めてさえいないではないか.
アメリカの現実と,映画の中の国連の現実との矛盾の反映か,映画の結末が物寂しいものだったのは残念.
それにしてもニコール・キッドマンの美しいことよ.
★★★☆(★5個が満点)
人気blogランキングへ
コメント
初めまして、ニコールほんとに綺麗でしたね
社会的問題はさっぱりだったのですが、彼女の美しさとショーンペンの寂しげな演技で最期までたのしめました
TBさせてください
投稿: さわわ | 2006/01/11 18:00