独断的映画感想文:エターナル・サンシャイン
日記:2006年3月某日
映画「エターナル・サンシャイン」を見る.
2004年.監督:ミシェル・ゴンドリー.
ジム・キャリー,ケイト・ウィンスレット,キルステン・ダンスト,イライジャ・ウッド.
ジョエルは偶然出会ったクレメンタインに恋をした.
ところがけんかをした直後,ラクーナ社という会社から手紙が届き,クレメンタインがジョエルの記憶を消してしまったという.やむなくジョエルもクレメンタインの記憶を消すことを決意,深夜彼の自宅にラクーナ社の作業員が来て記憶削除作業にかかるが,彼の脳は不思議な反応を始める….
ドラマの展開と彼の脳が見ている記憶とが混在しながら描写されるのではなはだ判りづらい進行だが,慣れてくると事情が飲み込めてくる.
映画の結論は極めて健全なもので,オーソドックスなハッピーエンド.一応SFなのだからもっと捻った結末が来るかと思っていた.
出てくるたびに髪の色を変えて染めてくるケイト・ウィンスレットが,可愛い(この髪の色は,一応混乱した順番で出てくる場面の,正しい順番のヒントになっていると考えられる).スパイダーマンの恋人キルステン・ダンストが怪演.
恋の(というより失恋の)切なさ,失われた恋人を夢に見てそれが覚めたはかなさ,こういうことを描くのに,映画はこんなにいろいろな引き出しを持っていたなんて.
★★★☆(★5個が満点)
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