独断的映画感想文:デンジャラス・ビューティー2
日記:2006年3月某日
映画「デンジャラス・ビューティー2」を見る.
2005年.監督:ジョン・パスキン.
サンドラ・ブロック(制作も),レジーナ・キング,ウィリアム・シャトナー.
前作は見ていないのだが,この作品だけで充分面白い.
男と張り合うが色気はゼロのFBI捜査官グレイシーは,前作のミスコン爆破事件(だということらしい)ですっかり有名人.捜査に入れば通りすがりのおばさんにサインを求められ,犯人にはバレ,捜査自体が成り立たない.
業を煮やした上司の命令で,泣く泣く広報専門になるグレイシー,ところがその仕事でラス・ベガスに来ると,当地で現役ミスアメリカが誘拐されたという.
この世で唯一の友達ミスアメリカを救うため,彼女は相性の悪い女性捜査官フラーと共に,現地の脳足りんFBIの執拗な妨害をはねのけはねのけ突進する….
アメリカのミステリーにも,FBIの中間管理職以上長官までが,如何に馬鹿で間抜けで腐敗して卑怯かということを綿々と描いた作品がある.この映画もその同類か,でもアメリカではそれでバランスが取れているんでしょうね.
グレイシーがその売れすぎた顔を逆手にとって捜査を進める場面や,極端に目立つ格好をして逆に顔が全く人目を引かなくなる場面など,趣向も効いていて映画の展開に乗せられる.テンポも良くて最後まで一気に見た.
見て損は無し.
しかしサンドラ・ブロックって美人でもないしグラマーでもないんだね(こんなことしみじみ言っていたら,サンドラファンに殺されちゃうかも.そういう芝居をしてるんだって).
★★★☆(★5個が満点)
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