独断的映画感想文:ドアーズ
日記:2006年3月某日
映画「ドアーズ」を見る.
1991年.監督:オリヴァー・ストーン.
ヴァル・キルマー,メグ・ライアン.
ドアーズの天才作詞家にしてヴォーカリスト,ジム・モリソンの伝記映画.
映画は伝記映画以上でも以下でもない.また記述には事実と異なるところがあるという(映画では,メグ・ライアン演ずるパムはドラッグに関してジムに対し批判的であるが,実際はヘロインを過剰注射してジムを,また2年後に自身を死亡させたのは彼女であった).
いずれにしろロックやジャズの世界で繰り返される,酒とヤクと女に溺れて破滅する主人公の,救いのない物語.
当時の世相等の描き方も通り一遍,ジムが何故酒とヤクと女に溺れていったかを説明するものも,ほとんど無い.
ジムとパムの物語として,描こうとしすぎたのではないだろうか.
全編に流れるドアーズの音楽は録音も良く素敵.
ヴァル・キルマーは確かにジム・モリソンに似ている.
★★☆(★5個が満点)
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