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2006/04/16

独断的映画感想文:ソウ

日記:2006年4月某日
映画「ソウ」を見る.
2004年.監督:ジェームズ・ワン.
ケイリー・エルウィズ,ダニー・グローバー,モニカ・ポッター.
水中で目覚める男.夢中で起きあがると,どことも知れない闇の中である.
やがて灯りがつくとそこは広いバスルーム,男アダムはその一角に配管に鎖で足首をつながれている.
対角線の角に医師ゴードンがやはり鎖でつながれている.部屋の中央には拳銃自殺した男が,テープレコーダーを握って倒れている.
二人はやがて指令のテープを見つけ再生するが,指令によると,ゴードンは6時までにアダムを殺さなければ,妻と娘を殺される.
やがて二人は指令に基づいて金鋸を見つけるが,それでは鎖は切れないことが判明する.二人はどのようにしてこの死地を脱出することが出来るのか.何故二人はこのような目に遭うのか.
医師の回想により,この事件はジグソーと呼ばれる連続ゲーム殺人犯の仕業であることが,推測される….
恐ろしい映画である.緻密な計算,隙のない構成,どんでん返しに次ぐどんでん返し,謎が解けると現れる謎.
この詳細については樺沢紫苑氏の「『ソウ』の完全解読」に詳しいから,ここで付け加えることは何もない(間違っても映画を見る前にこれを読まないように).
映画の出来はと聞かれれば,素晴らしいと答えよう.
しかし僕はこの映画を見るべきではなかったと思っている.映画を見て得られるものは絶望と嫌悪のみである.もっとゲーム感覚で見るべき映画なのかも知れないが,僕にはそれが出来ない.
映画に深く引き込まれ,その汚辱感と人間に対する悪意,絶望感に圧倒された.
監督ジェームズ・ワンに対しては殺意さえ感じる.その意味ではこの映画は成功しているのだろう.
しかしこれほど見て後悔した映画も珍しい.こういうものをエンタテインメントの中に入れることは,僕には出来ない.
☆なし(★5個が満点)
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コメント

こんにちは。確かに何も残らない映画ではありました。「『ソウ』の完全解読」は書籍なのでしょうか?気になります。

投稿: BENELOP | 2006/04/19 14:07

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