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2006/04/16

独断的映画感想文:月とキャベツ

日記:2006年4月某日
映画「月とキャベツ」を見る.
1996年.監督:篠原哲雄.
山崎まさよし,真田麻垂美,鶴見辰吾.
バンドを解散したミュージシャン花火は,充電期間として山の中にこもりキャベツ作りをしながら曲作りに専念しているが,思うように曲は出来ない.
ある日草原で出会った女の子ヒバナは花火のファンで創作ダンスに夢中,花火の住んでいる廃校に押しかけてきて,住み着いてしまう.
しかしあくまで花火の音楽と創作ダンスが好きなヒバナの純粋さに,花火の心は徐々に解きほぐされていく….
ミュージシャン山崎が主演らしく,音楽の創作にかかわる主人公の懊悩が淡々と描写されていく.これに絡んでいく創作ダンスの好きなヒバナ,彼女のひたむきな花火への敬愛が心を打つ.
それにしても彼女は不思議な少女だ.どこから来たのか,どうして花火のところに来られたのか,家族は・友人はいないのか?
映画は悲恋に終わるが,エピローグに位置づけられる最後の10分間に,素晴らしい奇跡が用意されている.
僕は彼のファンではないが,山崎まさよしファンはたまらんであろう.
美しい余韻の残る映画.
★★★☆(★5個が満点)
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