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2006/04/03

独断的映画感想文:トップガン

日記:2006年4月某日
映画「トップガン」を見る.
1986年.監督:トニー・スコット.
トム・クルーズ,ケリー・マクギリス,ヴァル・キルマー,トム・スケリット,メグ・ライアン.
アメリカ海軍は戦闘機の空中戦能力向上のため,優秀パイロットを集めてトップガンという特別教習課程を設ける.
インド洋上の空母勤務から送り込まれたマーベリックは天才パイロット,しかしその行動は亡き父の影響を受け,僚友はその飛行の危険さを憂慮していた….
単純明快なパイロットものである.危険と背中合わせの勤務,勇気と技量の競い合い,僚友との友情,栄光と挫折.トム・クルーズの単純な演技がこれほどはまった映画も少ないであろう.
この映画の最大のポイントはリズム.
冒頭のインド洋上の航空母艦のシーン,ゆったりしたリズムの序奏風の音楽が流れる中,甲板上のスタッフが作業を続ける.戦闘機のスタンバイが進んでいき,徐々に準備が整って,やがて戦闘機のエンジンが咆吼,オレンジの炎が排気口から吹き出す.同時に序奏風の音楽のリズムは倍にアップし,ロックンロールとなって轟き渡る.航空母艦から飛び出した戦闘機はそのまま敵機とのドッグファイト(空中戦)に突き進む,その格好良さ.
この映画のもう一つのポイントはその構成である.
栄光と挫折のドラマが終わって再び冒頭と同じインド洋上の航空母艦のシーン.同じようにゆったりしたリズムの序奏風の音楽が流れる中,甲板上のスタッフが作業を続ける.戦闘機のスタンバイが進んでいく.やがてエンジンが咆吼し,オレンジの炎が排気口から吹き出す.次々に飛び立っていく戦闘機,そこからこの映画最後のドッグファイトが展開される.
まさに物語は始まったところで終わるのだ.
と言うわけでこの映画は(類型的な)青春映画であり,スポ根映画だ.日本であればさしずめ甲子園映画と言ったところか.
そういうスキームに現役ジェット戦闘機のドッグファイトという目を見張る映像を貼りつけた.そういう点でコマーシャルには評価されるべき映画である.
映画評を見るとアメリカの軍事礼賛映画という評が結構あるのに逆にびっくりする.この映画を見て「テロ」との対決を決意する人はいないと思うけどな.
★★★☆(★5個が満点)
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