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2006/07/13

独断的映画感想文:さよならみどりちゃん

日記:2006年7月某日
映画「さよならみどりちゃん」を見る.
2004年.監督:古厩智之.
星野真里,西島秀俊,佐々木すみ江.
原作は同名のコミック.
ゆうこはOL,短大時代にバイトしていたイタ飯屋の同僚,ユタカと遂にベッドインするが,その時,ユタカは「俺には彼女いるから」と言う.
その彼女「みどり」は沖縄にいるらしい.
とはいうものの,ユタカは実にいい加減な男で,たびたびゆうこのもとを訪れ泊まっていく.おまけにゆうこをすぐ近くのスナックのバイトに強引に紹介,ゆうこはユタカのために昼はOL,夜はホステスと大忙し.さあ二人はどうなるのでしょう…という映画.
結論から言うと,二人は特にどうもなりません.
最後までいろいろ気を持たせる展開はあるが,ユタカはただひたすらいい加減な男で,ゆうこはそのユタカをただひたすら愛している.
原作がそうなのだと思うが,この二人は身体の結びつき以外には何もない.ゆうこはただユタカが好きなのだが,それを示す様な二人の会話は全くない.
画面で二人はただじゃれ合ってベッドインするだけ.
二人の会話がゼロに近いから,ゆうことユタカがどんな人間なのかは殆ど判らない.家族のことも生い立ちも何も判らず,とにかく画面からはユタカが全くいい加減な男だということしか判らない.それじゃあ何でゆうこはこのユタカが好きなのだろうか?
若いときの恋ってこんなものだったかしら.おじさんは首を捻るばかりである.
星野真里は魅力がある.
ヌードシーンの芝居はやや堅くなっていたが(こんないい加減な男の前で裸で泣き出すって,なかなかできる芝居じゃないよね),他はなかなか素敵.
最後のシーン,スナックを辞める前にゆうこが一度だけといってカラオケを歌うシーンは,「時を駆ける少女」の最後みたいで楽しい.そういや歌も同じユーミンだった.
★★★☆(★5個が満点)
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