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2006/10/10

独断的映画感想文:ロスト・イン・トランスレーション

日記:2006年10月某日
映画「ロスト・イン・トランスレーション」を見る.
2003年.監督:ソフィア・コッポラ.
ビル・マーレイ,スカーレット・ヨハンソン.
落ち目のハリウッド・スター ボブ・ハリスは,サントリーのCMに出るため来日,ホテルに缶詰の日々を過ごす.カメラマンの夫の仕事に同伴して来日したシャーロットは,することもなく無為の日々をホテルで過ごす.何時か顔見知りになった二人は,見知らぬ東京の街に,二人で出かける….
この映画はどう言ったら良いんでしょうね.
ソフィア・コッポラとか東京ロケとか,そういうキーワードなしにはこの映画は見なかっただろう.しかし見て思ったのは,この映画は何故撮られ何故公開されたのかと言うこと.
いいたいことは判らなくはないし,妻や夫とのコミュニケーションの困難さはこっちとしても経験がないではない.心の交流を感じた者同士のぎごちない抱擁は,あり得る結末かも知れない.
しかし延々と展開される毎夜のバー通い,クラブ通いを見せられても,それがヒューマンドラマだとは思えないのだ.この映画は,ソフィア・コッポラが東京で豪遊した経費を落とすための作品ではないかとさえ,疑われる.
日本人を愚弄しているとしか見えないその描き方は(やたらお辞儀をする,意味無く笑う,英語をまともに話さず聞かず-これは映画の主題と関係するので仕方がないか),アメリカ映画の常なので気にすべきとは思わない.
ビル・マーレイは達者だし,スカーレット・ヨハンソンは可愛いが,暇をもてあましている人以外にはおすすめではない.
★(★5個が満点)
それにしても病院受付のシーンで登場した,旧知の某医大病院現役課長ヤマダカズオ氏の怪演ぶりには驚嘆した.お元気そうな様子で何より.
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コメント

TBありがとうございました。

僕自身もあまり感心しなかった映画ですが、これはまた手厳しい。

結構評判になったし評価もさほど悪くなかった記憶がありますが、観てこんなものかと思いました。話題性が先行した映画だったのでしょう。

人間の孤独を描くにしても人物描写が浅はかすぎる。主演の二人の俳優としてのうまさや魅力を楽しむ映画というところでしょうか。

投稿: ゴブリン | 2006/10/10 23:40

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映画「ロスト・イン・トランスレーション」の感想です(^_^)関連のない記事でしたら、お手数ですが削除の方お願いしますm(__)m [続きを読む]

受信: 2006/10/15 03:21

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