独断的映画感想文:M:i:III
日記:2006年12月某日
映画「M:i:III」を見る.
2006年.監督:J.J.エイブラムス.
トム・クルーズ,フィリップ・シーモア・ホフマン,ヴィング・レイムス,マギー・Q,ローレンス・フィッシュバーン,ミシュル・モナハン.
「スパイ大作戦」の第3作目.
主人公イーサンは,エージェントとしての第1線活動から教官に退き,ジュリアとの結婚を目前にしている.そこに後輩リンジーが拉致誘拐され救出作戦に参加せよとの司令が来る.
決死の救出作戦にもかかわらずリンジーは殺され,イーサンたちのチームはその犯人デイヴィアンの逮捕にヴァチカンに向かう.見事デイヴィアンの身柄を確保したかと思ったら,何とミサイルを装備したジェット機と武装ヘリという軍隊も吃驚の部隊に急襲され,デイヴィアンは奪還される.
その直後ジュリアが誘拐され,イーサンはデイヴィアンのために「ラビット・フット」を手に入れるよう強要される.組織からは違法捜査の疑いで追われ,敵に捕まり脳に爆弾を埋められ,ジュリアを人質に脅迫されるイーサンの,絶体絶命の状況.さあここからどうなるのか…?
いやあアクションに次ぐアクション,43歳のトム・クルーズが走ること走ること,それもジョギング・ペースではなく全力疾走.
映画全体としてもテンポは速く,不必要なことはもちろん必要な説明もどんどん省く思い切りの良さ.
ラビット・フットって結局何だったか,それをどうやって手に入れたのか,何故ヴァチカンから上海に飛ぶのか,何故デイヴィアンはラビット・フットが手に入らないと言って怒ったのか,全く判らないまま,というより判らないことに気付く間もなく映画はアクションシーンを重ねます.
あまりの目まぐるしさに終わったことにも気がつかないかも知れません.
深く考えないと,楽しめます.
★★★(★5個が満点)
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