独断的映画感想文:DEATH NOTE デスノート(前・後編)
日記:2007年は4月某日
映画「DEATH NOTE デスノート 前編」を見る.
2006年.監督:金子修介.藤原竜也,松山ケンイチ,瀬戸朝香,香椎由宇,戸田恵梨香.
そのノートに名前を書かれるだけで,記述されたとおりに死ぬというデス・ノート.死に神の落としたそのデス・ノートを拾ったのは,警視庁の捜査官を父に持つ秀才夜神月(やがみ・らいと).
彼はその日から罰を逃れたり法の網をすり抜ける犯罪者を処刑していく.
世間は彼を「キラ」と呼び,キラをあがめ崇拝するもの,反感を持ち怖れるものとが論争を繰り広げる状況となる.キラを追うインターポールは天才捜査官Lを日本に派遣し,キラのあぶり出しにかかる.
Lはすぐにキラをまじめな学生で捜査陣の周辺にいる人物と割り出す.Lの仕掛けた罠はキラを捕らえることが出来るか?
藤原竜也と松山ケンイチのキャラクターのぶつかり合いが全て.特に松山ケンイチは見ているだけで飽きない.
正義漢夜神月が,デス・ノートを拾っただけでこれほどの無差別殺人を容赦なく行うようになるというのには,かなりの違和感があるし,夜神月の警視庁データベースへのハッキングを,Lが全く気がつかないというのもおかしいと思うが,まあそんなことはどうでも宜しい.二人の勝負の行方や如何に.★★★☆(★5個が満点)
映画「DEATH NOTE デスノート the Last name」を見る.2006年.監督:金子修介.藤原竜也,松山ケンイチ,戸田恵梨香,鹿賀丈史,津川雅彦,片瀬那奈,上原さくら,藤村俊二.
デスノートを手中にしたキラの犯罪者処刑に世論は賛否に割れる.そこに死に神に命を助けられた海砂-キラ2による犯罪者の処刑が始まり,社会はいっそうのパニックに陥る.
桜TVはキラ2の脅迫を視聴率稼ぎに悪用,警官を含めたキラ2による処刑をライブ中継したため社会は更なる混乱へ.
キラ2はキラ-夜神月に恋心を抱き,キラにそのデスノートを差し出す.一方夜神月をキラと疑うLは,分析により海砂をキラ2と割り出し拘束,夜神月とLとの知力を傾けた死闘が始まる….
漫画の映画化だがそこそこ面白い.
面白いポイントは前編同様,藤原竜也と松山ケンイチのぶつかり合いにつきる.それ以外はすべてその他大勢という感じ.
のべつ幕なしに甘味を食べ続ける松山ケンイチには胸が悪くなるが,命をかけた知恵と知恵の戦いは見応えあり.そのほかの脇役陣はこれに比べ少々弱すぎる.しっかりしていたのは加賀丈史くらいか.
最後のシーン,思いがけず地元のスズラン商店街が舞台となったのに免じ,★★★(★5個が満点)
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