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2007/05/26

独断的映画感想文:黄色い涙

日記:2007年5月某日
映画「黄色い涙」を見る.
2007年.監督犬童一心.原作永島慎二.
二宮和也,松本潤,香椎由宇,韓英恵,田畑智子,山本浩二.
僕の生まれ育った阿佐ヶ谷を舞台に,永島慎二の原作で送る60年代青年ゲージツ家群像の物語.
1963年,東京オリンピックの前の年,漫画家村岡栄介は富山に住む母親を東京の病院に入院させるため一芝居打つことにする.周辺の知り合い3人を頼んで医者に扮してもらい,何とか母親を大学病院に入院させることに成功する.
その3人とはその場で分かれたのだが,数ヶ月のうちにその3人,小説家志望の竜三,歌手志望の章一,画家志望の圭はいずれも栄介の居候として同居することとなる.
ともすれば自堕落な日々を送ってしまう4人だが,一時まとまった金ができたのをきっかけに生活を立て直し,一夏を自分たちのゲージツに思いっきり没入しようと誓い合うのだった….
物語はその夏の顛末を中心に,行きつけの食堂の娘時江,栄介の昔の恋人かおるとのロマンスを挟み展開する.
昭和貧乏青春ものとしては,なかなか良くできています.バーチャルの阿佐ヶ谷は実物とは全く別物だが,昭和の雰囲気はでていました(もっとも映画に出てきたオデヲン座はきれいすぎる.当時は映画を見ていたら足下にドブネズミが出てきて,一緒に映画を見ていたのを思い出す).
俳優としては二宮一也が相変わらず良い出来,意外と良かったのは松本潤の米屋.なかなか実直な感じが出ていて好感を持った.他には「リアリズムの宿」の山本浩二と「誰も知らない」の韓英恵に久しぶりに会えたのがうれしかった.
アコースティックギター中心の音楽と,公害蔓延前の東京らしい透明な空気を表現したカメラが素敵.
全体としては,栄介を除いてこのゲージツ家志望者達は「涙」を流すほどのことをしたのだろうか?という疑問は残る.
★★★☆(★5個が満点)
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» 『黄色い涙』 [京の昼寝〜♪]
あのころの僕らはいつもいつでも笑ってた涙がこぼれないように ■監督 犬童一心■脚本 市川森一■原作 永島慎二 ■キャスト 二宮和也、松本 潤、相葉雅紀、大野智、櫻井翔、香椎由宇、田畑智子、松原智恵子、本田博太郎、菅井きん、韓 英恵 □オフィシャルサイト  『黄色い涙』  昭和38年(1963年)、東京オリンピックを翌年に控え、高度経済成長期のまっただ中の東京・阿佐ヶ谷。 マンガ家の村岡栄介(二宮和也)、歌手の井上章一(相葉雅紀)、画家の下川圭(大野智)、小説家の向井竜二(櫻井翔)。 4人の芸... [続きを読む]

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