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2007/05/06

独断的映画感想文:神童

日記:2007年5月某日
映画「神童」を見る.
2006年.監督:荻生田宏治.
成海璃子,松山ケンイチ,甲本雅裕,手塚理美,キムラ緑子,柄本明,吉田日出子.
原作はさそうあきらのコミック.
言葉を覚えるより先に楽譜が読めピアノが弾けた神童・成瀬うた,早くに父を失い13歳になった彼女は,周囲の期待や母親の英才教育に圧迫感を感じているらしい.
音大を目指している浪人菊名和音は実家の八百屋の2階でピアノの練習にいそしむが,今度受験に失敗したら後がない.
音楽が好きだがテクニック的にはからっきしの和音は,ひょんなことからうたと巡り会い,その指導を仰ぐことになる.物語は和音の受験の顛末,うたと和音の交流,和音のピアニストとしての生きる道,うたの父の死の謎とうたの苦悩を巡って展開していく….
音楽映画は好きです,特にピアノものは.
その点から言ってこの映画も十分楽しめた.うたの耳は過敏すぎるほどだし,和音もピアノはへたくそだが耳は良い.その二人が主人公だから,映画は全体に物静かで音に配慮が行き届いている.その点が好ましい.
また,主演の二人が良い.松山ケンイチは昨年からの1年足らずの間にこれで6本目の映画を見ているが,いずれも異なった役を見事に演じている.成海璃子は初見だが眼に力があって素晴らしい(あと八百屋のおばさんにもはまりました).
原作を読んでいないので何ともいえないところだが,構成としては,クライマックスのコンサートシーンに至る筋書きには無理があるし,エピローグが意味するものはちょっと判り難い.
しかしこの映画のモチーフにもなっている,うたの「大丈夫,わたしは音楽だから」という台詞はなかなかに印象的だった.見て損はなし.
★★★☆(★5個が満点)
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コメント

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クライマックスのコンサートのシーンで演奏されるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番。確か「アマデウス」のラストでも使われていましたが、すべての音楽を含めて、この第2楽章を上回るメロディをあまり知りません。帰宅後に久しぶりにCDを引っ張り出して聴いてしまいました。

成海璃子は逸材ですね。将来が楽しみです。

それでは、今後とも宜しくお願いします。

投稿: 元・副会長 | 2007/05/12 17:33

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クラシック音楽映画鑑賞キャンペーン中、という訳でもないけど、天才ピアニストと音楽 [続きを読む]

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