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2007/06/02

独断的映画感想文:最後の怪獣

日記:2007年6月某日
映画「最後の怪獣」を見る.
Photo_1
6月3日:すみだリバーサイドホール上映会.
2007年.監督・脚本:高橋明大.
柳沢茂樹,いせゆみこ,足立智充,上村聡,社城貴司,笠木泉,関寛之,松永大輔,持山優美.
PFFアワード2007一次審査通過作品.
幼いときのDV(家庭内暴力)のために深いトラウマを負っている丸岡修二,今,鞠子とつきあっている彼は結婚を考え始めている.
新しい生活のためにも自分のトラウマを解決しようと考えた彼は,密かにDV経験者の集団セラピーに参加,そこで月岡という青年と知り合う.そのセラピーの「夢を語る」というセッションで,修二は自分が怪獣となって両親を踏みつぶすという繰り返し見る夢を語るのだった.
事態は平穏に進みやがて鞠子にプロポーズしようとしたとき,修二は鞠子が懐妊したことを知る.DV経験者は自らもDVを行う可能性がある「怪獣」なのだと主張する月岡,それに激しく反発しながら修二は「子供」をどうするのか,深刻な選択に直面するのだった….
この地味なモノクロ作品は,しかし,映画の作り出す物語の深さと豊かさを存分に味わわせてくれる.
坦々と進む前半に比べ,中盤の静かな展開,そして後半の衝撃的な展開,この後半に作り込められた爆発的なエネルギーに観客は深い感動を覚えるであろう.
そして迎える癒し感あふれるエピローグ,エピローグとはかくありたいものだ.
明快なメッセージを込めた73分の映画だった.一見の価値あり!
(身内の映画のため点数はつけませんが,おすすめです)


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