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2007/10/22

独断的映画感想文:ただ、君を愛してる

日記:2007年10月某日
映画「ただ、君を愛してる」を見る.13
2006年.監督:新城毅彦.
玉木宏,宮崎あおい,黒木メイサ.
写真家を目指す瀬川誠人のもとに,学生時代に別れたきりの里中静流から,N.Y.で写真の個展を開くので来て欲しいという手紙が届く.
N.Y.に降り立った誠人はそのギャラリーを訪ねながら,静流と初めて会った日々を思い出す.
人見知りで入学式にも出ずにいた誠人が出会った静流は,眼鏡をかけ髪はザンバラ,スモックを着た少女のような女学生だった.15
気の置けない友人としてのつき合いが始まるが,静流の思いと裏腹に誠人は静流を恋愛の対象とは思えなかった.誠人はクラスの人気者,美貌で才気に満ちたみゆきに片思いしていたのだ.12
それでも誠人は自分の趣味である写真を静流にも教え,大学の裏の美しい池のある森に二人忍び込んでは写真を撮る日が続く….
広末涼子・松田龍平で撮られた「恋愛寫眞」(2003年)を基にしたアナザーストーリー.
美しい映画である.
緑の森で二人,青い鳥を追ってカメラに収めようとするシーンなど,現実感の希薄な夢のような展開が続くが,大学生の青春ロマンスなんて実際そういうものだろう.14
でも恋愛そのものの展開は充分にリアルなのではないか?宮崎あおいと玉木宏,黒木メイサの形作るこの時空間は,恋愛が必要とする条件を十分に満たした時空間だと言える.
そこで紡がれる物語は,引き裂けば血の出るリアルなものだし,結ばれなかった恋愛の喪失感には涙を禁じ得ない.
何と言っても宮崎あおいが素敵だ(僕は宮崎あおいファンです).
童女の身体と少女の感受性,そして大人の勇気を持った静流というキャラクターは,宮崎あおいが演じるのにまさに相応しい.04
映画の終盤,静流の個展を観客は誠人と共に見ることになる.そこで明らかにされる静流の人生とそれを見て涙する誠人のシーンは,深く心に残るだろう.
宮崎あおいファンは見て損は無し.09
★★★★(★5個が満点)
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コメント

ほんやら洞さん、TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
比較してはいけないのでしょうが、昨日観た『恋空』よりは数段印象的な作品でした。 もう1年も前に観た作品ですが、いまだに静流のことを想っています(汗)

投稿: cyaz | 2007/11/19 08:48

ほんやら堂さん、こんにちは^^
前コメント、HNを間違えてしまいました。申し訳ありませんでしたm(__)m
お詫びと言えるかどうか・・・「里中静流写真展」の記事もTBさせて戴きました。

投稿: cyaz | 2007/11/19 12:51

cyaz様

TB×2・コメント×2有り難うございました.

この映画は,もと映画の「恋愛寫眞」よりこっちの映画の方がずっと気に入っています.

宮崎あおい好きです(爆).「純情きらり」も好きでした.

生涯只1度のキスのシーン,N.Y.で一瞬映った車椅子で闘病中の静流,また写真展での大人の女性に変身した静流の写真,これらが印象的でした.

投稿: ほんやら堂 | 2007/11/19 22:09

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