独断的映画感想文:マリー・アントワネット
日記:2008年3月某日
映画「マリー・アントワネット」を見る.
2006年.監督:ソフィア・コッポラ.
出演:キルステン・ダンスト(マリー・アントワネット),ジェイソン・シュワルツマン(ルイ16世),リップ・トーン(ルイ15世),ジュディ・デイヴィス(ノアイユ伯爵夫人),アーシア・アルジェント(デュ・バリー夫人),マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア女帝).
マリー・アントワネットが14歳でフランスに輿入れしてから,革命のため34歳でヴェルサイユ宮殿を離れるまでの物語.
その間のフランス王妃としての豪華で空疎,贅の限りを尽くした生活が描かれる.
コッポラはこの映画で何を描きたかったのだろう.
1793年の王妃の断頭台での最後を知る観客にとって,この果てしなく続く,美しいが壮大な浪費としか思えない宮殿の日々を見続けることは,最後には苦痛に近くなる.
それとも観客は,何も知らない少女の様にただその豪華な衣装とアクセサリー,美しい宮殿と庭園,夜ごとの夜会とごちそうを見て楽しめばいいのだろうか?
監督は映画にしか描けない世界を描いてはいるが,それが何を物語るのかはくみ取ることが出来なかった.
☆(★5個が満点)
ところでマリア・テレジア役の巨漢がなんとマリアンヌ・フェイスフルだったとは!!あの可憐な美貌の歌姫はどこに行ってしまったのだ!!
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コメント
TBありがとうございます。
ほんやら堂さんにはいまいちだったのですね。
私も正直、あまり好きな作品ではないです。
『ベルバラ』とかも知らないし・・・
P.S.あと、もしできれば、ほんやら堂さんのサイドバーに、「最近の記事」というのがあると、そこから興味のある記事に飛べるので、遊びに来た時にチェックが出来て、いいんじゃないかなあ、と思います★
投稿: とらねこ | 2008/03/20 10:02
とらねこ様
コメント有り難うございました.
早速「最近の記事」を追加して見ましたが,こんな感じでよいのでしょうか?
記事の全索引は「映画インデックス」をごらんいただければと思います.
投稿: ほんやら堂 | 2008/03/26 22:46