« 独断的映画感想文:それでもボクはやってない | トップページ | 独断的映画感想文:さらば、ベルリン »

2008/03/18

独断的映画感想文:マリー・アントワネット

日記:2008年3月某日
映画「マリー・アントワネット」を見る.Marie2
2006年.監督:ソフィア・コッポラ.
出演:キルステン・ダンスト(マリー・アントワネット),ジェイソン・シュワルツマン(ルイ16世),リップ・トーン(ルイ15世),ジュディ・デイヴィス(ノアイユ伯爵夫人),アーシア・アルジェント(デュ・バリー夫人),マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア女帝).
マリー・アントワネットが14歳でフランスに輿入れしてから,革命のため34歳でヴェルサイユ宮殿を離れるまでの物語.
その間のフランス王妃としての豪華で空疎,贅の限りを尽くした生活が描かれる.
コッポラはこの映画で何を描きたかったのだろう.
1793年の王妃の断頭台での最後を知る観客にとって,この果てしなく続く,美しいが壮大な浪費としか思えない宮殿の日々を見続けることは,最後には苦痛に近くなる.
それとも観客は,何も知らない少女の様にただその豪華な衣装とアクセサリー,美しい宮殿と庭園,夜ごとの夜会とごちそうを見て楽しめばいいのだろうか?Marie1
監督は映画にしか描けない世界を描いてはいるが,それが何を物語るのかはくみ取ることが出来なかった.
☆(★5個が満点)
ところでマリア・テレジア役の巨漢がなんとマリアンヌ・フェイスフルだったとは!!あの可憐な美貌の歌姫はどこに行ってしまったのだ!!
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ


« 独断的映画感想文:それでもボクはやってない | トップページ | 独断的映画感想文:さらば、ベルリン »

コメント

TBありがとうございます。
ほんやら堂さんにはいまいちだったのですね。
私も正直、あまり好きな作品ではないです。
『ベルバラ』とかも知らないし・・・

P.S.あと、もしできれば、ほんやら堂さんのサイドバーに、「最近の記事」というのがあると、そこから興味のある記事に飛べるので、遊びに来た時にチェックが出来て、いいんじゃないかなあ、と思います★

投稿: とらねこ | 2008/03/20 10:02

とらねこ様

コメント有り難うございました.

早速「最近の記事」を追加して見ましたが,こんな感じでよいのでしょうか?

記事の全索引は「映画インデックス」をごらんいただければと思います.

投稿: ほんやら堂 | 2008/03/26 22:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:マリー・アントワネット:

» マリー・アントワネット 30点(100点満点中) [(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ)]
ポリニャック伯夫人…誰だったかな 公式サイト ソフィア・コッポラ監督、キルスティン・ダンスト主演で、本物のヴェルサイユ宮殿を使用して撮影された、米国製映画。(だから全編英語) 日本でも、池田理代子の『ベルサイユのばら』のマルチメディア的大ヒットにより....... [続きを読む]

受信: 2008/03/18 23:36

» #15.マリー・アントワネット [レザボアCATs]
暗さのカケラもないガールズ・ムービー。色彩が綺麗で、可愛くて、見ているだけでウットリするような世界。生きているだけで無駄そのものの、言って見れば究極のセレブのハシリが、この王妃マリー・アントワネットだったんだな、なんて思った。女性以外に、あまりオススメは....... [続きを読む]

受信: 2008/03/20 10:04

« 独断的映画感想文:それでもボクはやってない | トップページ | 独断的映画感想文:さらば、ベルリン »