独断的映画感想文:スパイダーマン3
日記:2008年4月某日
映画「スパイダーマン3」を見る.
2007年.監督:サム・ライミ.
出演: トビー・マグワイア(ピーター・パーカー/スパイダーマン),キルステン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)),ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン),トーマス・ヘイデン・チャーチ(フリント・マルコ/サンドマン),トファー・グレイス(エディ・ブロック/ヴェノム),ブライス・ダラス・ハワード(グウェン・ステイシー),ジェームズ・クロムウェル(ジョージ・ステイシー),ローズマリー・ハリス(メイ・パーカー),J・K・シモンズ(J・ジョナ・ジェイムソン),ビル・ナン(ロビー・ロバートソン),エリザベス・バンクス(ミス・ブラント).
人気シリーズの第3弾.
街ではスパイダーマンがすっかり人気者になって大学生活もうまくいき調子に乗っているピーター.一方MJはステージデビューするが,舞台を酷評されあっという間に降板となる.
それを知らないままピーターはMJにプロポーズを試みるが,当然気持ちは行き違い見事に振られてしまう.
一方隕石から地上に降りた謎の宇宙生命がピーターにとりつき,スパイダーマンの服を黒く染めてしまう.その服で活動してその快適さに驚くピーターだが,心に傲慢さと復讐心が宿るのだった.
一方ピーターの叔父を殺した犯人一味のフリントは脱獄,素粒子研究所に迷い込んで事故に遭いサンドマンと化して強盗に明け暮れる.
一方ピーターの同僚カメラマン・エディは,スパイダーマンを撮った写真が偽作であることを暴露され,ピーターに復讐心を抱いて宇宙生命にとりつかれ,ヴェノムとなってスパイダーマンを襲う.
一方旧友ハリーはピーターを襲ったときのけがで記憶を喪失,ピーターへの復讐心を忘れるがそのうち思い出してピーターを襲い,返り討ちにあったところで父の死の真相を聞かされピーターの支援に乗り出し….
というわけで化け物と正義の味方が入り乱れて戦うクライマックス,いささか疲れた.
善玉の時のピーターは調子こいていることもあるが,やに下がったいやな奴である.
宇宙生命にとりつかれ悪玉になったピーターの方が眼光鋭く遙かに魅力的.映画を見ているとピーターが善でなければならない必然性というのはよく分からなくなる.
筋もごちゃごちゃしすぎだし,MJはずっと不機嫌だし,これが三部作の完結編なのだろうか.
当初わくわくしたビル街を飛ぶあの爽快感も,少々マンネリとなってしまった.
★★★(★5個が満点)
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コメント
TB有難うございます。 いろいろ盛り込みすぎで、ちょっと散漫になってしまいましたね。 こちらからTBできなかったので、ここにTBしたいと思っているのですが、できるかな~。
投稿: みのり(楽蜻庵別館) | 2008/05/13 17:51