独断的映画感想文:デジャヴ
日記:2008年4月某日
映画「デジャヴ」を見る.
2006年.監督:トニー・スコット.
出演:デンゼル・ワシントン(ATF捜査官ダグ・カーリン),ポーラ・パットン(クレア・クチヴァー), ヴァル・キルマー(FBI捜査官プライズワーラ),ジム・カヴィーゼル(キャロル・オースタッド),アダム・ゴールドバーグ(Dr.アレクサンダー・デニー),エルデン・ヘンソン(ガナース),エリカ・アレクサンダー(シャンティ).
マルディグラの祭日,ハリケーン「カトリーナ」の傷跡癒えぬニュー・オーリンズのフェリー乗り場.折しも空母ニミッツの水兵とその家族を満載したフェリーが岸を離れる.
楽隊に送られ祝日を楽しむ人々,しかしその直後仕掛けられた爆発物でフェリーは炎上,500人の死者を出す大惨事となった.
ATF捜査官ダグはその優れた識見を買われ,FBIへの協力を求められる.
FBIは最新鋭の機器を所有しており,それは4日半前のニューオーリンズ周辺をモニターできる監視装置だった.ダグは事件の直前に遺体が発見された女性,クレアの行動を追って事件の核心に迫るのだが….
テンポ良く描かれたミステリで,デンゼル・ワシントンの出来も良い.映像的にも冒頭の爆発シーンはなかなか見事.見て損はない映画.
ただ,この映画のタイム・パラドックス処理が僕は多少気になる.
これから先はネタばらしで,かつ全くもう独断的偏見の世界だが,要するにタイムマシンのおかげで死ぬはずのあるいは一度死んだ(?)人間が生きてハッピーエンドを迎えるって話しなのだ.
これって死んだ主人公とは別人がハッピーエンドを迎えるってことになるのではないか?
何か変だという違和感が残ったのでした.
でも面白かった.★★★☆(★5個が満点)
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