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2008/05/14

独断的映画感想文:憑神(つきがみ)

日記:2008年5月某日
映画「憑神(つきがみ)」を見る.Photo
2007年.監督:降旗康男.
出演:妻夫木聡(別所彦四郎),夏木マリ(別所イト),佐々木蔵之介(別所左兵衛),鈴木砂羽(別所千代),森迫永依(おつや(死神)),笛木優子(井上八重),佐藤隆太(小文吾),赤井英和(九頭龍(疫病神)),香川照之(甚平),西田敏行(伊勢屋(貧乏神)),江口洋介(勝海舟).
時は幕末,御家人の次男坊で文武に優れながら婿入り先から暇を出されて,うだつの上がらぬ部屋住を続けている主人公別所彦四郎.
ある日幼なじみの榎本武揚と出会い,彼の出世の糸口が向島の三回り神社詣でからだと聞いた彦四郎は,その夜酔った拍子で倒れ込んだくさむらにあった三巡り神社のほこらに,思わずお参りしてしまう.
早速翌日やってきたのは貧乏神,「みめぐり」違いのこの神社,なんと貧乏神・疫病神・死に神が計三体とりつくという大変な神社.彦四郎は知謀と誠意の限りを尽くしてこの事態に対処するのだが….Photo_2
浅田次郎ものはどうもダメである.
むろん独断と偏見だが,彼の物語は奇抜で卓越した発想でスタートするのはよいが,終盤理屈っぽく重苦しくなり,無理矢理感動させようというあざとさに辟易して終わることになる(浅田次郎ファンの皆さんご免なさい).
「メトロに乗って」もそうだったがこの映画も同様.これは原作の欠点なのだが,脚本がそこを忠実に踏襲しているから映画もダメである.Photo_3
キャスティングは悪くなく俳優も健闘しているが,大勢を挽回するには至らない.
小説同様前半はそこそこ楽しかったのだが,惜しいことである.後半は見なきゃ良かったか.
★☆(★5個が満点)
蛇足:最後に作者が素で出てきたのには仰天した.自分の作品にトドメを刺しに来るとは.いやあ恐れ入った.
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