独断的映画感想文:シェーン
日記:2008年5月某日
映画「シェーン」を見る.
1953年.監督:ジョージ・スティーヴンス.
出演:アラン・ラッド,ヴァン・ヘフリン,ジーン・アーサー,ブランドン・デ・ワイルド,ウォルター・ジャック・パランス.
あまりに有名な西部劇の古典的傑作.
ワイオミングの開拓地.開拓農民ジョー・スターレットの農場へ立ち寄った流れ者シェーンは,農場が,牛の放牧をするライカー一家に脅かされていることを知り,スターレットに雇われ働くことになる.
ジョーはシェーンと友情を結び,ジョーの息子ジョーイは拳銃使いのシェーンを慕う.ジョーの妻マリアンは密かにシェーンに惹かれている.
周辺の農場は皆ライカー一家に圧迫され立ち退きを迫られている.彼らは団結して立ち向かおうとするが,ライカー一家は殺し屋ウィルスンを雇ってまとめ役のスターレットを狙う….
古典的西部劇の面白さに加え,少年ジョーイの視点とマリアンとのほのかなロマンス,ジョーとの男の友情が彩りを添えている.
更に魅力を加えているのは,ニヒルな殺し屋を演じるジャック・パランスであろう.ヴイクター・ヤングの主題歌も素晴らしい.
バランスのとれた古き良き映画.
ただ,スローで見てみると決闘シーンではアラン・ラッドは発砲の瞬間に2度とも目をつむっているのが分かる.また酒場でウィスキーを引っかけられたアラン・ラッドの胸のシミが,一瞬消えている画面がある.
何となくのどかな感じの映画ではある.★★★☆(★5個が満点)
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