独断的映画感想文:カオス
日記:2008年7月某日
映画「カオス」を見る.
2005年.監督:トニー・ジグリオ.
出演:ジェイソン・ステイサム(クエンティン・コナーズ),ウェズリー・スナイプス(ローレンツ),ライアン・フィリップ(シェーン・デッカー),ジャスティン・ワデル(テディー・ギャロウェー刑事),ヘンリー・ツェーニー(マーティン・ジェンキンス刑事),ニコラス・リー(ビンセント・デュラーノ刑事),ジェシカ・スティーン(カレン・クロス),ロブ・ラベル(銀行支配人),ジョン・カッシーニ(バーニー・カーロ).
冒頭,雨の夜のパール橋,大型トラックが立ち往生しているところに,猛スピードで走ってきた車が追突,中から白人の女を人質にした黒人男性が銃を構えて現れる.
追ってきたパトカーがこれを包囲し警官が見守る中,銃声が響く.この後は新聞記事のスクラップが流され,観客は銃の誤射により人質が死亡,犯人は射殺され警官一人が免職,一人が休職処分となったことを知る.
一方,シアトルのグローバル銀行が強盗団に襲われ,彼らは人質を取って立て籠もる.リーダーのローレンツはパール橋の事件で休職中のコナーズを交渉役に指名,警察はコナーズに若手刑事のデッカーをつけて現場に派遣する.
しかし交渉は進まず,包囲したSWATが強行突入を図るが,現場は爆破され犯人グループは姿を消し,しかも金庫室からは何も盗まれていなかった.
おまけに身元のわかった犯人が次々と消されていき,また警察内部に共犯のいる可能性も出て事態は混沌としていく….
ベテラン・コナーズと若手デッカーの体を張ったアクション映画かと思えば,デッカー対ローレンツの知恵の闘いという展開もあり,しかも最後のどんでん返しは全く別の様相を事件に与える.それなりに楽しめる映画である.
ただしコナーズとローレンツのそれぞれの最後は,今ひとつ詰めが甘い感じがしたのが残念.
しかしジェイソン.ステイサム,ウェズリー・スナイプスのご両人は期待通り,つい最近「白い嵐」で見たばかりのライアン・フィリップはなかなか魅力的である.その他,伊東美咲似のジャスティン・ワデルが色っぽい.
映画としては楽しめます.
★★★☆(★5個が満点)
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コメント
TBありがとう。
伊藤美咲に似ているかどうかは別として(笑)、とても色っぽい姐御でしたね。
投稿: kimion20002000 | 2008/08/07 00:29