独断的映画感想文:ALWAYS 続・三丁目の夕日
日記:2008年11月某日
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見る.
2007年.監督:山崎貴.出演:吉岡秀隆(茶川竜之介),堤真一(鈴木則文),小雪(石崎ヒロミ),堀北真希(星野六子),もたいまさこ(大田キン),三浦友和(宅間史郎)(特別出演),薬師丸ひろ子(鈴木トモエ),須賀健太(古行淳之介),小清水一揮(鈴木一平),マギー,温水洋一,神戸浩,飯田基祐,ピエール瀧,小木茂光,小日向文世,吹石一恵,福士誠治,貫地谷しほり,藤本静,浅利陽介,小池彩夢,平田満,浅野和之,渡辺いっけい,手塚理美,上川隆也.
日本アカデミー賞を独占し(怨)売れまくった前作の続編.
登場人物は前回とキャストともほぼ同じで,淳之介を引き取ると実父に迫られ一念発起芥川賞への再挑戦を試みる茶川と,彼を慕いながらストリッパーを続けるヒロミ,新しい家族の増えたお向かいの鈴木オートが軸になって物語は展開する.
度肝を抜かれたのはオープニングのエピソード.なんと日本映画界最大のスターが3丁目に乗り込んでくるシーンから始まるのだ.彼と対峙する鈴木オートのかっこよさ.
この映画の特徴の一つは,セットとCGの力で昭和30年代的イメージを見事に構成していることだろう.実際はもちろんもっとあらゆるものが汚く道もでこぼこで,着ている服もみすぼらしかったと思うが,これはメルヘンなのだ.これで良いのだ.
ストーリーは型どおりで泣かせるところも類型的だと思うが,ノスタルジーと相まって引き込まれていくのだろう.
見て損はない映画.
但し,役者が多すぎる.こんなに大勢の役者を湯水のように使うことはないだろうと思うのだが.
★★★☆(★5個が満点)
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