独断的映画感想文:ユメ十夜
日記:2008年10月某日
映画「ユメ十夜」を見る.
「第一夜」監督:実相寺昭雄,出演:小泉今日子(ツグミ),松尾スズキ(百閒).「第二夜」監督:市川崑,うじきつよし(男),中村梅之助(和尚).「第三夜」監督:清水崇,堀部圭亮(夏目漱石),香椎由宇(鏡子).「第四夜」監督:清水厚,山本耕史(漱石),菅野莉央(日向はるか).「第五夜」監督:豊島圭介,市川実日子(真砂子),大倉孝二(庄太郎).「第六夜」監督:松尾スズキ,阿部サダヲ(わたし),TOZAWA(運慶).石原良純(石原良純).「第七夜」監督:天野喜孝,河原真明.「第八夜」監督:山下敦弘,藤岡弘、(漱石(正造)),山本浩司.「第九夜」監督:西川美和,緒川たまき(母),ピエール瀧(父).「第十夜」監督:山口雄大,松山ケンイチ(庄太郎),本上まなみ(よし乃),石坂浩二(平賀源内).
何とも言えない映画.夢だからとりとめも無いことは仕方がないが,面白くも何ともないのには閉口する.
かろうじて面白かったのは,阿部サダヲが主演した第六夜(これは音楽も良かった)と山下敦浩監督の第八夜くらいか.また第一夜は如何にも夢という印象が残った.
後はほとんど印象に残らず,退屈だった.
ところが原作を読んでみると,これが映画とは似ても似つかない.何でこういう映画ができたんだろう?
第八夜のチクワのお化けはいったい何なのだ?
思い返せばそれぞれの作品はまあ,如何にもそれぞれの監督らしい.
要するに第一印象は自分の映画の好き嫌いに過ぎなかった.逆に思うのは,自分の好き嫌い許容範囲が如何にも狭いことである.
この映画は僕にとって面白い映画ではなかった.しかし思いがけなく興味深い映画であった.
点数はつけられない.
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