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2009/01/12

独断的映画感想文:イースタン・プロミス

日記:2009年1月某日
映画「イースタン・プロミス」を見る.1_2
2007年.監督:デヴィッド・クローネンバーグ.
出演:ヴィゴ・モーテンセン(ニコライ),ナオミ・ワッツ(アンナ),ヴァンサン・カッセル(キリル),アーミン・ミューラー=スタール(セミオン),イエジー・スコリモフスキー(ステパン),シニード・キューザック(ヘレン),サラ=ジャンヌ・ラブロッセ(タチアナ).
クリスマスも近いロンドンのある夜,店仕舞いした床屋で男が一人ひげをあたって貰っている.やがて店の息子が戻ってくると,店主と息子は二人がかりで男を殺してしまう.
床屋の正体はロシアマフィア,そのボスはロシア料理店を開くセミオン,殺人はセミオンの息子キリルの指示によるものだった.
一方臨月の少女が病院に運び込まれ赤子は助かるが少女は命を落とす.少女はロシアから連れてこられた売春婦のようだった.3
助産師のアンナは,少女の残した日記を叔父のステパンに翻訳して貰う一方,日記に挟んであった名刺を頼りにロシア料理店を訪れ,セミオンと会う.その帰途アンナはセミオンの運転手・ニコライと出会った….
映画はセミオンのボスとしての冷厳な面とファミリーに対する優しい表情,キリルとニコライの不思議な友情と相克,マフィアの中で頭角を現すニコライという男の謎,マフィア同士の争い等複雑な物語を様々に展開していく.その手際はなかなかに見事.
圧巻はサウナでニコライが2人のチェチェン人の殺し屋と繰り広げる死闘のアクションシーン.
素っ裸のニコライがタイル張りの浴室で殴られ蹴られ投げ飛ばされ斬られ,見ているこちらが痛みを感じるような壮絶さ,ヴィゴ・モーテンセンはよくまあこのシーンを了承したものだ.2_2
ヴァンサン・カッセルの演じたキリルという男も興味深いキャラクター.
彼は酒浸りで女に汚く,ホモだという噂まであるどうしようもないマフィアのぼんぼん,出来ることと言えば人に命令することくらいだが,ニコライといると妙に憎めないキャラを覗かせる.不思議な魅力をカッセルが好演.
ナオミ・ワッツは相変わらず美しい.
前に見た同監督の「イグジスタンズ」に比べれば,エンタテインメントとしてこちらの方がうんと出来が良い.結末にも一安心.
★★★★(★5個が満点)
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