独断的映画感想文:最高の人生の見つけ方
日記:2009年4月某日
映画「最高の人生の見つけ方」を見る.
2007年.監督:ロブ・ライナー.
出演:ジャック・ニコルソン(エドワード・コール),モーガン・フリーマン(カーター・チェンバーズ),ショーン・ヘイズ(トマス),ビヴァリー・トッド(バージニア),ロブ・モロー(ホリンズ医師).
ベテランの修理工にして雑学王のカーターは,愛妻バージニアと学生時代に結ばれたが,彼女の妊娠により大学を中退,車の修理工として45年間を過ごしてきた真面目で愛情深い黒人男性.
一方エドワードは一代で巨万の富を築いた傲慢不遜な病院理事長.この二人が同じ病室に入院し,ともに末期癌であと半年の命と宣告される.
次第に友情を深めていく二人,やがてカーターが作った「棺桶リスト(死ぬ前にしたいことのリスト)」を見たエドワードは,二人でそれを実行しようと病院を抜け出し,まずはスカイダイビングから始めようと飛行機をとばす….
二人のベテラン俳優以外は主な登場人物は秘書トマスと愛妻バージニアくらいだが,その俳優のいずれもが味があって素敵.
二人がリストを次々と消化していくその過程がよく練られていて映画に引き込まれる.
旅が始まってみると,いささか80日間世界一周に似た設定.金に飽かせた2人の冒険旅行が,忠実な秘書トマスの段取りで進行していく.
繰り出されるエピソードの数々がうまく組み合わせてあって,最後まで楽しめる.個人的にはエドワードが巨万の富を持つという前提はずるいと思うが,まあそこは目をつむりましょう.
見て損は無し.★★★☆
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