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2009/05/13

独断的映画感想文:サイドカーに犬

日記:2009年5月某日
映画「サイドカーに犬」を見る.2
2007年.監督:根岸吉太郎.
出演:竹内結子(ヨーコ),古田新太(近藤誠),松本花奈(近藤薫(20年前)),谷山毅(近藤透(20年前)),ミムラ(近藤薫(現在)),鈴木砂羽(近藤良子),トミーズ雅(浜口),山本浩司(渡辺寿男),寺田農(釣堀の主人),温水洋一(増田治五郎),伊勢谷友介(部屋の下見をする客),樹木希林(増田トメノ),椎名桔平(吉村).
ネタバレです,悪しからず.
不動産会社に勤める薫は30歳の独身.弟の結婚式に離婚した両親も出るという話を聞き,20年前,母が家出をした夏を思い出す.5
夏休みに入った朝母は家を出て行き,戻らなかった.
数日後,「晩ご飯を作りに」ヨーコさんという若い女が現れる.神経質な母に厳しく育てられた内気で真面目な薫にとり,アバウトで破天荒なヨーコさんの行動は吃驚することばかり.しかし自分を対等に扱い,自転車の練習も馬鹿にせず付き合ってくれるヨーコさんに,薫は次第に心を開いていく….
この映画は松本花奈の映画である.6
内気で真面目な女の子にとって,両親の不和→離婚は辛い.
母親がいなくなった後現れたヨーコさんとせっかく友達になったのに,夏の終わりに母親が現れ,ヨーコさんは去り,両親は結局離婚して薫は母方に引き取られてしまう.
薫が夢の様な幸せを味わった,父親のサイドカーに乗せてもらった夜のドライブ.
あの幸せを父親は何故駄目にしてしまったのか.自分は何故あのとき母方に引き取られてしまったのか.ヨーコさんのいる別の人生というものはあり得なかったのか.
そのことを数少ない台詞と顔つきや視線で演じきった松本花奈の演技(麦チョコを大人買いしてもらった時の瞬間的微笑み,大人達の話や動きを目で追い続ける緊張した動作等々)が素晴らしい.
最後の父親への「ワン」という抗議もいたいけで胸を打たれる.1
他に突っ込みたいところはいろいろあるが(竹内結子が古田新太の愛人だってのも,今ひとつ納得できない),松本花奈の演技ですべて許しちゃいます.
★★★☆
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