独断的映画感想文:ブラボー砦の脱出
日記:2009年8月某日
映画「ブラボー砦の脱出」を見る.
1953年.監督:ジョン・スタージェス.
出演:ウィリアム・ホールデン,エリノア・パーカー,ジョン・フォーサイス,ウィリアム・デマレスト,ウィリアム・キャンベル,ポリー・バーゲン,リチャード・アンダーソン,ジョン・ラプトン,カール・ベントン・リード.
この項,ネタバレあります.
南北戦争下の西部の砦,南軍の捕虜を収容しているその砦は,「インディアン」の包囲下にある.隊長の娘の結婚式にその親友カーラが到着するが,彼女は実は収容中の南軍大尉マーシュの恋人で,彼を脱走させるために来たのだ.
ローパー大尉に近づいて籠絡し,まんまとマーシュ大尉の脱走を成功させるカーラ,しかしローパーの追跡隊が後を追う.その周囲を包囲する「インディアン」の大軍,彼らの運命や如何に….
西部を舞台にしたある種の軍隊もので,その中での三角関係,男の友情,極限状況等が描かれる.
映画の出来は悪くないと思うが,こういう題材自体が苦手である.
ウィリアム・ホールデン,エリノア・パーカーはもっと別の設定で見た方が良かった.
実はローパーに心惹かれるカーラ,インディアン包囲下でマーシュは死に,あわやというところで残った二人に援軍が到着するという,ただそれだけで余韻のないエンディングももう一つ.
女性の扱いや「インディアン」の扱いに時代を感じる.
★★★(★5個が満点)
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