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2009/08/24

独断的映画感想文:自虐の詩

日記:2009年8月某日
映画「自虐の詩」を見る.6
2007年.監督:堤幸彦.
出演:中谷美紀(森田幸江),阿部寛(葉山イサオ),遠藤憲一(あさひ屋マスター),カルーセル麻紀(福本小春),ミスターちん(難波警部),金児憲史(船場巡査),松尾スズキ(中年男),岡珠希(中学時代の幸江),丸岡知恵(中学時代の熊本さん),Mr.オクレ(喫茶店主),アジャ・コング(熊本さん),斉木しげる(訪問販売の男),竜雷太(組長),名取裕子(美和子),西田敏行(森田家康).
森田幸江は幸薄い女.小さい頃母に捨てられ,父は彼女が中学生の時,愛人のために大金を掴もうと銀行強盗をして逮捕,パンツ1枚で連行される.
今幸江は元ヤクザのイサオと暮らすが,イサオは稼ぎもなく酒と博打に明け暮れる乱暴者,気に入らないことがあると必殺のちゃぶ台返しで暴れる.2
同じアパートの小春ばあちゃんはその回数を記録しつつあんな男とは別れろと気遣ってくれるし,幸江の勤め先の中華料理屋のマスターは幸江が大好きでやたら臨時賞与や特別ボーナスをくれるが,幸江は一筋にイサオを愛して尽くしている.
ところがある日,幸江は自分の妊娠に気づいた….
原作は読んだことがないが,この映画は好き.元々中谷美紀と阿部寛はそれぞれに好きである.
その二人の何とも言えない薄幸のコメディが実に面白い.
回りの遠藤憲一やカルーセル麻紀も良い味である.
ところが中盤,幸江の回想シーンになると阿部ちゃんは長髪のイケメン純情ヤクザになって出てきて,これはこれで素敵である.この人がどうしてあの飲んだくれの乱暴者になっちゃうのかが不思議だが,まあそれが人生というものなのだろう.1
この阿部ちゃんの純愛シーンでうっとりしていたら,現在シーンでは阿部ちゃんが凄い迫力で商店街を駆け抜け,幸江が人事不省になっている病院に駆けつけるのだ.
阿部ちゃんがあの体格で全力疾走するこのシーンは何となくぐっと来ちゃって,手を握りしめちゃう.
大男の純情って素敵です.
映画全体は,哀愁に満ちた音楽も良く印象深かった.不思議な雰囲気の映画だが,悪くない.
他の役者も皆素敵だった.ところで西田敏行っていうのは,脱がずには居られない人なのかね.
★★★★(★5個で満点)
ところで脚本の里中静流ってあのニューヨークに行った写真家の人?
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