« 独断的映画感想文:ウォンテッド | トップページ | 独断的映画感想文:罪とか罰とか »

2009/10/20

独断的映画感想文:パンドラの匣

日記:2009年10月某日
映画「パンドラの匣」を見る.003_2
2009年.監督:冨永昌敬.
出演:染谷将太(ひばり),川上未映子(竹さん),仲里依紗(マア坊),窪塚洋介(つくし),ふかわりょう(固パン),小田豊(越後獅子),杉山彦々(かっぽれ),KIKI(大月キヨ子),洞口依子(ひばりの母),ミッキー・カーチス(場長).
敗戦直前,結核にかかっていた青年利助は,玉音放送を聞いて新しい人間に目覚めようと決心.結核を治すため,山奥の健康道場に入院する.002
ここはちょっと変わった施設,患者はそれぞれ道場内でのあだ名で呼ばれ,看護助手達の介護を受けながら独特の体操やマッサージをする.利助も「ヒバリ」とあだ名をつけられ療養に励む.
詩人の「つくし」が退院すると入れ替わりに,新しい婦長の「竹さん」が赴任.「つくし」に憧れていた助手の「まあ坊」は「ヒバリ」にもなついているが,「ヒバリ」は「竹さん」が気になっている.
「ヒバリ」はそのような道場の様子を「つくし」に手紙で書きつづるのだった….001
絶望的な戦争が終わり,死と直面しながらも希望をもって療養する患者達の,未だ戦争を色濃く引きずった生活を描く.映画は独特の雰囲気を持ち,象徴的な動きで登場する郵便配達夫や,夜の道場の夢の中の様な映像が印象的だ.菊池成孔の音楽も素晴らしい.
俳優では川上未映子,仲里依紗,KIKIらの女優陣が魅力的だった.
染谷将太はやや年齢不詳で,中学生とも青年ともとれるところが少し不満.
窪塚は相変わらず存在感がある.004
映画らしい魅力に富んだ作品.
★★★☆(★5個が満点)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングへ


« 独断的映画感想文:ウォンテッド | トップページ | 独断的映画感想文:罪とか罰とか »

コメント

ほんやら堂さん、コメントありがとうございました。太宰治が本格的に流行ったのは、かれこれ70年以上前ですからね。今なぜブーム再燃なのか良く分からないですね。
不況で世の中の暗いムードが似ているといっても、時代背景は全く異なりますからねぇ・・・
SF全般も嫌いではありませんが、とくに「タイムトラベルもの」が大好きです。

投稿: ケント | 2009/11/02 20:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46943/46538987

この記事へのトラックバック一覧です: 独断的映画感想文:パンドラの匣:

» パンドラの匣 [ケントのたそがれ劇場]
★★★★  太宰治の作品は、高校時代に貪るようにして読み漁ったのだが、この作品のタイトルは記憶に残っていなかった。サナトリウムの患者と看護婦の恋物語で、太宰の作品の中ではポジティブな作品かもしれない。 とにかくオープニングの昭和天皇敗戦宣言のあと、最初から... [続きを読む]

受信: 2009/10/21 12:38

« 独断的映画感想文:ウォンテッド | トップページ | 独断的映画感想文:罪とか罰とか »